
「とよの山遊び」の大きな特徴として、山で出逢う見ず知らずの登山者との一期一会の交流や対話を効果的に動画に収めている点が挙げらると思います。上から目線ではなく、他の登山者と同じ空気を吸っている情感。
例えば、「読売新道」の動画内、針ノ木谷(渡船場)で鉢合わせた登山者との会話シーン
「(明日、月曜日から)普通に仕事です」とよ
「(明日)月曜日だもんね」おばちゃん
「でも山やる人はそれでなきゃ」おっちゃん
「そうだよ」おばちゃん
「みんなそうですよね」とよ
「そうだよ、おつかれ休みなんかいらないよ!」おばちゃん
「時間があるから山登ってるわけじゃないから」おっちゃん
「時間ない中、登るから楽しんですよね」とよ
「そうそう、そういうことそういうこと」おばちゃん
「睡眠時間を削ってでも登るのが・・・山登り(の楽しさ)」おっちゃん
「そうよ」おばちゃん 「あはは」とよ
「ありがとう、一生忘れないコーヒーだよ」おっちゃん
「これは忘れられないです、贅沢すぎますね」とよ
(しばらく、高天原温泉から赤牛の稜線、道中の想い出、山談義に花が咲いた後)
「こんなんしてたら2時間、一瞬で経ちそうですね」とよ
「これをしててもいい、というね。日常生活でもないよね、こんなの」おっちゃん
「電波ないのがいいんですよ、ほんと、デジタルデトックスです」とよ
「世の中、何が起こってるのか分からないから」おばちゃん
「私もです」とよ 「あはは」一同
(山のことあれこれ話していたら2時間あっという間)とよ
(渡し舟が到着)
ルート設定が絶妙巧妙だなと感じます。ありきたり過ぎずマイナー過ぎず。
多くの登山者は動画主と同様会社員であり、日程が限られているので、
「ああなるほど、その日程でそのルートがあったか!」というのが結構多い。
例えば、
・高天原温泉から温泉沢ルート経由で読売新道
・水平歩道から雲切新道、仙人新道、池ノ平を経由して剱沢雪渓
これらは一般登山道の範疇なので、バリエーションルートと違い特別な技術技量を有していなくても一定の体力と経験を有する登山者であれば、誰もが同じように楽しめるところが旨い。
他にも、
・新穂高起終点での槍ヶ岳から笠ヶ岳1泊2日周回
登山道自体はメジャーながら、組合せが秀逸。
一般会社員でも一定体力ある登山者なら通常の週末(土日)に(車中前泊か早朝着毎日あるぺん号等で)充分楽しめる。
時間が限られる会社員にとって、こうしたルート選定も大いに参考になるのでは。
特に登山者の間で評価が高く愛されているチャンネルですが、映像力のみならず、
同じ境遇の「登山者の心」をくすぐるルート選定の絶妙なバランス感覚も、共感を呼ぶ大きな要素と感じます。
気立ての良さを作品全体から感じる。
山へ敬意を表す
星やカメラに敬意を表す
装備品や機材に敬意を表す
動植物に敬意を表す
大地や風景に敬意を表す
自然の恵みに敬意を表す
歴史や文化に敬意を表す
山を営み山を守る人たちへ敬意を表す
他の登山者に敬意を表す
これらが言動に素直に表れている。取り繕われたような偽善ぽさ嫌味ぽさがない。
様々な登山系メディアで取り上げられるようになって完璧な編集をやや追求し過ぎな気がする。肩肘張らない多少ラフな作りくらいのほうが登山記らしさ、飾らない驚きや臨場感を感じるかな。バランス匙加減は難しいね。
後付け解説音声も無いほうが好み。現地現場その時その場限り生の声こそ新鮮で共感するので。地名の読み間違いとか動植物の誤り程度はテロップ等で訂正すれば充分だし。
それでもこれまでの特に長編動画の編集力の緻密さには度肝を抜かれました。個人制作レベルを軽く超越しています。
※個人の感想です。なんか上から目線で偉そうにすいません。
【大峯奥駈道120km・テント泊登山】雨降る修験道を歩く。(6泊7日、女人結界迂回ルート)
2024/07/28に公開されたばかりの渾身の力作、心に突き刺さります。
このチャンネルの表面的にとどまらない深さが、しみじみ詰まってる....。
アルプスの壮大な景色も最高ですが、熊野古道の修験道を超大作として発表する心意気。
最新超大作の大峯奥駈道、とんでもない渾身の力作をぶち込んできました!
登山の力量そのものは特筆して高いレベルではありませんが、大作ドキュメンタリー映画を観るかのような完成度。これまでもヤバぃ動画はいくつもありますか、今回はアルプスの大作とも一味違うヤバさの完成度です。
しんみり泣けた新作の大峯奥駈道。K2遭難は私たち山を愛する者にとって大変辛い出来事でした。なかなか現実を受け入れられない中、公開されたばかりのとよさんの大峯奥駈道を観て、少しだけ救われた気持ちになりました。K2とは国も山容も登山スタイルも好対照ですが、2時間半近くに及ぶ”これぞ日本の山“という古来からの修験道の道、大峯奥駈道を記録したロングトレイル。
何があってもやっぱり山が好きだ、時に厳しくとも山は最高だ。
動画の感想はみなさんのおっしゃる通りでもう言うことはありません。
今日イベントで初めてご本人に会いました。動画からもわかる通り、とても素敵な方です。
1時間以上の縦走系長編の構成と編集の緻密さは右に出る者はいないと思うが、
それ除けば'中の上'程度で、称えられすぎでは?
男性ならJIN、女性ならこの人、ってくらいのもんでは