元刑務官で、博学な法律知識と透き通った声の男性Vtuber。人気になる要素が多いが、
一方でVtuber業界では多くのVtuberが登録者数10万人超えている中、数年たっても
まだ10万人登録者数は超えていない。その原因は何か考えると、いくつか浮かんだ。
①まず視聴者がVtuberとして求めるニーズが違うのではないか
特に男性Vtuberには女性視聴者が見る傾向が強く、彼女達は
小難しい話よりもリラックスできる雑談トークに夢中になる。
かなえ先生の場合は、重いテーマが多くてVtuber好きの者には
初見ではじかれてしまい、再生数や登録者数も他の人気Vtuberに
比べて少ないのは、扱っているジャンルが厳しいのだと思う。
②実は結構毒舌であり、時々暴言の様な言葉遣いがコメント欄で
指摘されており、彼の人間性を嫌う層が一定数多い。またSNSで
彼はどうも炎上する発言を行っており、彼自身配信で自分を叩く
連中をこき下ろし、自分を正当化する部分が多少なりとある。
③そもそも扱うジャンルがゴシップではなく、事件や反社の考察を
行うので、アウトローが好きで、逆にアニメっぽいVtuber自体を
好きではない人達と嚙み合っていない。懲役太郎も顔とマスクで
隠した状態でメディア露出したことで、本物だと言われるように
なった。これは「虚構よりもリアル」を好きな人達にとっては
受けが良かった。普段からCGで容姿を隠し、過激な発言を行う
Vtuberに対する不信感と偏見があることが原因とされている。
学術系の個人勢Vtuber。犯罪学を専門とする。
主に実際にあった事件について語ったり、お悩み相談したりする。
もともと、少年院の教官をやっていたこともあり、犯罪ケースなどについてとても詳しい。ただ、実際にあった事件を取り上げるので、それらが苦手な人にはオススメしない。
しかし、事件の解説はわかりやすく、説得力があるので、とても面白い。経験者による解説が見てみたい人にオススメのVtuberである。
懲役太郎という別のvtuberさんと出している動画から入った。言葉選びと話の組み立て方がいかにも地頭がいいなと思わせる。話題は結構お堅く真面目だけど、難しくなりすぎないように要所要所に笑い(やや世代上?)が盛り込まれていて面白い。お一人で配信されている生配信でも、編集に左右されない頭の回転の良さが垣間見える。ご本人は「性格が終わってる」と自分を卑下されていて、たまにコメント欄でその不誠実さ(?)を指摘されているのも見かけるが、逆に人間らしくて(vだけど)好感持てる。
元法務教官で、介護離職後にアパート経営やコンサルで生計を建てているという中の人情報が、本人により明かされている。また、同業者により京都大学出身である情報が漏れたが、発覚後本人がネタにし始めたためそれもこちらに記述する。その情報に見合う知性を配信で発揮するのが特徴。
本業での稼ぎが多く実家も裕福なため、配信は視聴数のために過激化する心配が無く、純粋に学術的な面白さがある。また、目から鱗だが説得力のある見解を述べる場合もある。その一例が
「強姦は死刑が妥当と言う人がいるが、実際死刑にすると犯人側に『どうせ死刑なら、このまま殺して証拠隠滅が成功する事にかけよう』という心理が働く可能性があり、女性がより多大な被害を被る可能性があるため、性犯罪のより一層の厳罰化には慎重になった方がいい」という見解である。
この他、法律を扱う公務員ならではの、専門的見解に則った説得力ある見解を、配信を通して見ることができる。
ちなみに、彼はガチ恋ファンを作らないように心がけており、定期的に下品な発言を配信内で行うよう心がけている。しかしながら、その努力も虚しく、瘴気を放つお便りが届くのが現実である。たまに禍々しいお便りを処理する配信を行っているので、難しい話が苦手な場合はそれを見ると良いだろう。