たまに招待される専門家の方やバックで支援されている方々から得られる情報は非常に綿密で価値があると思われる。ただ、専門家の方の話や本の解説を聞きたいのに、二人の雑談や蘊蓄が無理やり詰め込まれる会話を見ていると、言いたいことや思いついたことばかりが先行しているように思える。笑い所も、ブラックユーモアとはギリギリ言えない際どいラインを低空飛行していて、あまり心地よいものではない。全体的に衒学的な態度が露見していたたまれないので、コンテンツとしてもう一歩のような気がする。
目を引くタイトルなど企画力が凄い部分はあるけれど、特定の人を小馬鹿にしたような態度とビジュアルがあまり良くない。
本人達は自分のことを賢いと思っているようで、そういったアピールがずっと続くので見ていてヒヤヒヤする。
初期の炎上など苦い事件を通して、現在は専門家のバックアップもあり、非常にエビデンス重視の独自の立ち位置となっている。
今後こういった立ち位置のチャンネルがYouTubeに現れることはあまり想像ができない。
こういった情報を無料で享受出来るなんて、すごい時代だなあと切に思う。
青年2人が言語に関することをテーマにして喋っている。
テーマに関してはニッチだが2人の教養が深く、楽しく聞くことができる。
稀に、聞くに堪えない下ネタが入るのが玉に瑕。
基本的には、面白くてためになるコンテンツを毎回出しているので、二人のYouTuberとしての資質は高いものと思われるし、現に私もそれなりに好んで視聴している。また、「ゆる学徒ハウス」なるリアリティーショーを制作したり、「インプット奴隷合宿」なるものを幾度企画していたりと、カリスマ性や行動力の高さも見受けられる。
しかし、個人的に目に余る、時々腹立たしく感じるのが、何かと話す内容、特に脱線した時や雑談回等に出てくるうんちくに関して「クリシェ(決まり切ったつまらない常套句、の意)」と言う事である。勿論収録ではない場面で、この2人が互いのうんちくに対してクリシェクリシェ言うのは勝手にどうぞであるが、収録して全世界に公開する内容でうんちくに対してクリシェと言うのは、そのうんちくを知らない人間に対して「お前は常套句レベルの知識すら無い」と侮辱しているに等しい。
しかも、これが明らかに欠点の無い物知り人間であればまだ説得力もあろうが、ハッキリ言ってこの二人はあらゆるうんちくに対してクリシェである等と言えるレベルの人物ではない。そりゃあ世間の平均と比較すれば、名古屋大学卒と慶應義塾大学卒であるからして学のある方の人間なのだろうが、堀元は文系知識が無さすぎるし、逆に水野は理系学問に対する造詣が欠如している。自身の苦手分野に関する会話を聞いている中で、自身にとって初耳であった事をクリシェであるなどと言われたら、という事を想像してみてほしいものだ。故に人間性や好感度という点で大幅に減点した評価をせざるを得ない。
タイトルの通り言語学を扱ったチャンネルです。日本語と時々英語の文法を理解しやすく解説したり、言語が変化していく歴史について語ったり、かなりマニアックな分野にも関わらず知識のない人でも十分に楽しめるようなテーマが設定されていて楽しいです。トークの中に出てくる脱線した話も面白いですし、おすすめの本を沢山紹介してくれるので興味が湧くこともあり、動画を見る以外にも世界が広がります。
ただ、自称言語オタクの水野さんは興奮してくると早口になったりして聞き取りにくいので最初の頃は楽しめましたが途中から見なくなりました。
まあ名前に「ゆる」とついてるし正確性とかはともかくとして、二人のトーク力で様々な疑問が腑に落ちた。