遭難系チャンネルがやたら増殖するのは、教訓に我々に警告をしているように見せかけておいて、単純に視聴数が稼げるからでしょう。正直、登山大好き人間としては山への畏敬を感じない遭難事故で視聴者を釣る偽善お説教系チャンネルには食傷気味です。
自動車好きドライブチャンネルより交通事故チャンネルのほうが衝撃的で視聴数稼げるのと同じように、この手のチャンネルに共通するのは「事件事故を扱って視聴数を稼ぐこと」が目的であって、山への畏敬を感じません。事件、事故、ニュース系カテゴリのチャンネルとして区別し扱うべきでしょう。
登山しない人向けの動画。
企画はサイトや書籍から引っ張ってきている。
所々描写がかなりおかしくてユーモアもそこそこ。
岩山なのに森の描写になっていたり、登山装備もなんか変。
登山未経験の人が惹きつけられるような構造にしている。
そういう意味でカリスマ性は高い。
人間性はお察し。
概要に地図読みが好きとあるが、地図読みできるような知識ではなさそう。
注目されることのみに重きをおいたAI生成のサムネイルがかなり印象悪い。実態との乖離もひどいし、亡くなった方への中傷に繋がる内容になっている。
動画自体は分かりやすく淡々と事故の説明をしてくれるもの。アニメーションのクオリティも高くナレーションも聞き取りやすいので、山岳事故を扱うチャンネルの中でも特に出来がよい。山に興味がある人や事故解説動画が好きな人にオススメ。
その他に良い点としては動画の締めに結構な尺を使ってどうしたら生きて帰れたか丁寧に説明してくれる。登山上級者が実際に使っているアプリや、事故の関連動画をコメント欄で紹介してくれる。
悪い点として、誤情報を含む動画が長く放置されていた。具体的には事故の大きな原因を作ってしまった人物(登山初心者)の性別が男性から女性に変更されていた。性別間違いは女性への差別を助長するだけでなく、その事故で亡くなった男性(ベテラン)の名誉を貶めることに繋がった。コメント欄で最初に指摘された時点で非公開にするべき。
総合的には有意義な面が大きく、応援しています。
山岳遭難事故をVyondアニメーションで解説しているチャンネルで1作目から再生数が好調でほとんどの動画で10万再生を突破してる。サムネイルはAIや商用利用可能な写真を使用しているとのこと。